腰痛、膝痛、股関節痛、肩こり、スポーツ障害、産後の問題、自律神経失調症を根本から治す治療院をお探しの方へ


by firtreeSeikotsu

私の視点 ~ 神経機能から分かること 小脳機能低下、深部感覚のズレ ~

a0070928_20311512.jpg

こんにちは。



毎日、暑い日が続きますね。夕立もほとんどないので、水不足にならないか心配です。



神戸市北区にある体の歪みを科学する治療院、もみの木治療院です。



関節の痛みが出て、手術を勧められて人工関節を入れている方が多いですね。



今回も、その人工関節の手術を受けた後、前より歩けなくなった方が困っていらっしゃいました。



a0070928_18114075.jpg


手術を受けるのは、受ける前より体が良くなるからです。




なのに、手術を受けたら余計に悪くなったのでは、たまったものではありません。




でも、手術は成功、リハビリは同じことの繰り返し、、、一向に良くなる気配なし。




これでは、不安が募っても仕方ありません。




さて、今回は



〇歩くとふらつく
〇脚が前に出にくい


他にもありますが、これが主訴でした。




歩いてもらうと、確かに体が横にぶれています。しかし、筋力テストはそれほど悪くない。




種々の検査をしたのち、座っていただいた状態で小脳の機能検査をしましたところ、、、





これは小脳の協調運動のテストです。




左右の動きがバラバラとなっています。もちろん、指鼻テストでもうまく自分の鼻を触れません。※顔が出るので指鼻テストは公開できません




完全に小脳機能低下です。※脳神経の機能低下、梗塞などはない前提の話です




そこで、小脳機能を一時的に回復させるために、意図的に小脳に情報を送ったところ、ふらつかなく歩けましたし、指鼻テストもできるようになりました。



さて、この脚が出にくい、ふらつくはどこから来ているのでしょうか?




a0070928_18120070.jpg
出典:神経解剖学講義ノート 寺島俊雄 著 (おススメ本です。神経施術を目指している方は必携です)




下半身から出た深部感覚は後脊髄小脳路を通って小脳にかなりのデータを送ります。




a0070928_18120969.jpg
出典:神経解剖学講義ノート 寺島俊雄 著 (おススメ本です。神経施術を目指している方は必携です)




たとえば、筋紡錘から送られるデータはこの図の経路を通ります。




つまり、意識にのぼらない感覚も、常に上位中枢に送られて、そこで情報処理されています。




その上位へ行く情報が欠如していたり、間違っていたりするとどうなるでしょうか。




関節にはたくさんのそういった深部感覚神経が集まっています。




人工関節の手術をした、まさにその関節にたくさん集まっているのです。




手術前までは小脳に正常に送られていた情報が、手術後に小脳に送られなくなったとしたら、、、




左右で異なる情報が上ってくるのです。小脳は混乱します。




半規管や視覚情報からだけではなく、こういった四肢末梢からの情報も十分な役割を果たしているのです。




先ほどの本は以下の書籍です。

a0070928_18291383.jpg

整骨院を営んでいると、さまざまな訴えを持った方が来られます。




もちろん、柔道整復師なので柔道整復術を学んでいます。




が、そんな狭い範囲の知識・技術でカバーできるほど、患者さんが訴える症状は限られていません。




医師が読むような書籍を熟読しておかなければ対応できないことも、患者さんは普通に相談されます。




しかも、病院に行って医師に相談したにも関わらず、良くならないといって相談に来られます。




ですので、時には医師以上にちゃんと患者さんを診てあげることが必要なこともあります。




そのとき、たかが柔道整復師や鍼灸師などの国家資格レベルの知識では、目の前にいる苦しんでいる患者さんを救うことはできません。




治療家の仕事は非常に幅広いです。ゆえに一生勉強です。




さぁ、目の前にいる患者さんが治らない、なぜそんな症状なのか?と悩んでいる治療家のみなさんも、上記の書籍を買って書棚に置いておきましょう。



そしてことあるごとに参照してみてください。




新しい世界がその向こうに広がっているかもしれません。

[PR]
by firtreeSeikotsu | 2017-08-06 18:35 | 私の視点 どう考えどう治療するか | Comments(0)