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by firtreeSeikotsu

私の視点 ~ 回転性のめまい(良性発作性頭位性めまい BPPV) ~

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こんにちは。




神戸市北区にある徒手療法で障害に挑戦する治療院、もみの木治療院です。




以前に「めまいの分類」について書きました。





そうです。めまいは日常でよくある症状なのに、はっきりと分類(「診断」と書くと怒られるからね)するのが難しいからなんです。




分類できないと治療方針を立てられない。だから、間違った薬や間違った処置、間違った物療などが行われている。





前回、めまいの分類としては、


「回転性」
「浮動性」
「前失神」
「非特異的」


上の4つを挙げました。


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これらのうち、今回は「回転性(vertigo)」について考えてみましょう。




まず、末梢性でも中枢性でも「回転性のめまい」は起こりえます。中枢性の場合は脳血管障害などが引き起こすめまいです。即、病院へ行かないといけません。




末梢性で多いのが「良性発作性頭位性めまい症(Benign paroxysmal positional vertigo)」(以下BPPV)で、これは前庭性のめまいになります。




前庭に問題があれば眼振が起こります。




BPPVの特徴として、


〇頭位変換時にのみ症状

〇頭位変換時にのみ眼振

〇めまいや眼振の持続時間は30秒~1分以内


上のような特徴が挙げられます。もし、回転性のめまいを訴えた方がいらしたら、このような問診をしてみてください。



ただし問診の言葉だけではいけません。「回転しているような感じ」を「くるくるしている」と言う患者さんもいらっしゃるので、そこは注意が必要です。

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【検査法】


ここで、外側半規管型BPPVを例にとってご紹介します。※本来、後半規管型が最も多く発生しますが、眼振の説明がややこしいので、ここでは次に多い外側半規管(水平半規管)型をご紹介します。





BPPVは頭位変換時にのみ症状が出るので、仰臥位(あおむけ)で、左右に顔を向けます。





外側半規管型BPPVだと、半規管の有毛細胞が刺激されて、水平眼振が起こります。※床向きに眼振が出現するタイプ(向地性)とその逆のタイプ(背地性)がある。




例えば、右の外側半規管が障害されている場合、




右の内直筋
左の外直筋



に興奮性のインパルスが起こります。






すると、前庭動眼反射のアンバランスにより、両眼が左へとゆっくり動きます(眼振緩徐相)。





そして、次にその眼球を正中眼位にリセットする動きがみられます(眼振急速相)。※この場合は「右眼振」です。




観察していると、左右の眼球が右へキュッ、キュッと動くのが分かります。※「眼振の向き」とはこの急速に動く方向を指します。医学の論文の挿絵などでは、この急速方向と緩徐方向の違いを→の本数などで表しています。





このプロセスを繰り返すことで眼振が起こるのです。





他に、純粋の垂直眼振は末梢性で観察されることは極めてまれであるので、中枢性を疑います。




このBPPVでは、Gufoni法という体操があります。




BPPVだとEply法が有名ですが、耳石置換法はめまいを起こしているとかなりきつい処置となるので、見よう見まねで行わずに、耳鼻科に対診しましょう。



次は他のめまいについてお書きます。


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by firtreeSeikotsu | 2018-02-02 08:33 | 私の視点 どう考えどう治療するか