私の視点 ~あなたは大丈夫? 産後の腰痛の原因となる筋肉をチェックしよう~
2018年 11月 07日
John Gibbons ; Functional Anatomy of the Pelvis and the Sacroiliac Joint
上の図の背骨の左側が大腰筋、少し低い位置にある右側が腸骨筋です。
二つ合わせて「腸腰筋」と呼ばれます。
この筋肉が短縮している場合があるのです。短くなると腰痛が発生します。
さて、自分はどうか知りたいですよね。
その検査が以下の写真です。
John Gibbons ; Functional Anatomy of the Pelvis and the Sacroiliac Joint
上のように仰向けに寝て、片方の膝を抱え込みます。
抱え込んだ側ではなく、反対側の膝がベッドから浮いてしまうと「腸腰筋が短縮している」となります。
この検査を知っている臨床家はたくさんいます。
ただ、産後のママでこのように膝が持ち上がるママさんはほぼいません。
しかし、腸腰筋は短縮していることがあるのです。
なぜでしょうか?
そこには検査を陰性に見せるトリックモーションがあるのです。
そのトリックモーションが出ないようにして、検査をすると陽性になる方がいらっしゃいます。
その場合はもちろん「腸腰筋」への施術と、ホームケアをお伝えします。
このように、普通に検査をしていたら隠れてしまうような原因も突き止めて、いち早い回復を目指しています。
もし産後で腰痛に悩まされて、どこへ行っても解消しない方はお気軽にご相談ください。
未来が変わると思いますよ。
追記:
写真や図を使わせていただいたのは英語の書籍です。
日本語の書籍にはあまりいいものがありません。
しかし、世界に目を向けるとたくさんいい情報が書かれた書籍があります。
John Gibbons ; Functional Anatomy of the Pelvis and the Sacroiliac Joint
この書も大変示唆に富むものです。
治療家は言語の壁を越えて、情報を探すことができると大変有利ですね。
WeLLNeX産後ケア事業部
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