腰痛、膝痛、股関節痛、肩こり、スポーツ障害、産後の問題、自律神経失調症を根本から治す治療院をお探しの方へ


by firtreeSeikotsu

カテゴリ:私の視点 どう考えどう治療するか( 217 )

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みなさん、こんにちは。



今日は日曜日ですが、大雨です。こんな日は晴耕雨読で、仕事の研究分野のご紹介です。



今までにここまで「猫背」という文字を見ることはなかったのではないでしょうか。




それは、姿勢に関して研究が進み、「猫背」が与える健康への影響が徐々に科学されてきたからです。




さて、整骨院や整体院に行けば、「猫背」を修正する方法はそれぞれあるでしょう。




病院や整形外科は「猫背」を治すことはできません。それは「健康保険」が適用されないからです。ですので、そのような治療メニューは医科にはありません。




さて、「猫背」は背骨が悪いとされますが、本当でしょうか?

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背骨に焦点を当てた治療では、結果はほとんどでません。当院で実証してきました。(結果がでないという実証も自慢できるものではありませんが、、、)




そこから、結果がでる「猫背」治療を開発してきました。





さて、前回にお伝えした「猫背を治そう!~上位交差症候群~」という記事があります。






そこでは上半身のバランスの崩れをご紹介しました。


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今回は、猫背にとても影響のある下半身のアンバランスをご紹介します。





前回の記事でもご紹介しましたが、The Janda Approachという理学療法の方法があります。


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そこには「上位交差症候群」のほかに「下位交差症候群」という考え方があります。

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LCS-lower cross syndrome(p53 figure4-3)
(Assessment and Treatment of Muscle Imbalance: The Janda Approach; Phil Page, Clare C.Frank, Robert Lardner)
良い本です。マストバイ。2013年に翻訳も出版されています。





上の図に×となっている対角線に当たるところに、弱い筋肉と硬い筋肉があります。このようにクロスしているので、交差症候群なのです。




語彙説明

Weak:弱い
Tight:硬い

Abdominals:腹筋群

Thoracolumbar extensors:胸腰部伸筋群
※背骨を伸ばす、起こす筋

Hip flexors:股関節屈筋群
※太ももを持ち上げる筋

Gluteus maximus:大殿筋
※お尻の大きな筋



左上から右下をみて下さい。




両者とも「weak弱い」です。お腹がぽっこり出て、お尻が垂れる。嫌ですね。




構造学的にヒトはそうなりやすく、年齢を重ねるごとにそうなります。ただ、若くしてもそうなることがあります。




次に、右上から左下を見てください。両者とも「tight硬い」とあります。




常に使いすぎになったり、筋肉の距離が縮んでいるので、その筋肉が短く硬くなります。





このようなアンバランスが猫背に人には起こっているのです。





上半身の問題だと思い、間違った装具やベルトなどが市販されています。





そのようなベルトをいくらしても、治ることはありません。





人間は頭から足先までがつながっているのです。


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Reciprocal locomotion and coactivation patterns(p41 図3-13)





先ほどご紹介した書籍に、このような図があります。これは人間が動くときの連動性の図です。




ですから、上半身は伸びて下半身は曲がって、、、このような矛盾は存在しません。




猫背があるということは、必ず下半身もそれに合わせた曲がりになっているのです。





「猫背」は背骨だけではない。むしろ、背骨を真っ直ぐにしておく筋肉のアンバランスが問題です。




さらに、上の絵は下肢がそれほどクローズアップされてはいませんが、実は下肢の筋肉も大いに関係しています。





当院では、このようにJanda先生の考え方に基づいて、臨床例から当院で発見した猫背に影響する筋肉にアプローチし、医学的に猫背を改善していきます。





さて、当院でもこのような猫背の方がいらっしゃいます。

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当院の考え方で矯正した結果です。



それには、上述したThe Janda Approachなどを利用して、本当に改善へ向けて指導を行います。



〒651-1301
兵庫県神戸市北区藤原台北町6-7-12
もみの木治療院・整骨院
078-981-1089(要予約)



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by firtreeSeikotsu | 2018-05-13 13:01 | 私の視点 どう考えどう治療するか
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こんにちは。



GWはもう終わりました。また心新たにして毎日の診療に当たります。




さて、今回は変形性膝関節症です。



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膝関節の障害はいくつもあります。




変形性膝関節症
半月(板)損傷
膝靱帯損傷
膝離断性骨軟骨炎
オスグッド病
大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)
膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
鵞足炎
腸脛靭帯炎
膝蓋骨脱臼
腓骨神経麻痺
O脚・X脚
膝関節捻挫


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挙げればキリがありませんね。




今までこれらすべての障害の患者さんが当院に来院されました。




しかし、もっとたくさん障害はあります。




さて、この中で比較的高齢になると診断されやすい「変形性膝関節症」というものの考え方について今日はお伝えします。




すべてではありませんが、膝関節症の患者さんのレントゲン写真を見ると、一定の法則があります。




骨棘とか関節腔の狭小化とかではありません。




上の骨(大腿骨)と下の骨(脛骨)がかみ合っていないということです。




それぞれの骨には通るべき重心軸があります。



この軸が上下の骨がかみ合わさる膝関節でぴったり合っていないと、荷重がズレるのです。




① 荷重がズレると脛骨の関節面に均一に荷重がかからなくなります。




だから、重さがかかりすぎる方の関節の隙間が狭くなります。ただ、狭くなっても痛みはでません。




② 荷重がズレると膝関節が不安定になるので、グラグラを筋肉でしっかりとカバーします。




だから、筋肉が疲れて短縮して引っ張ったりすると関節に痛みが生じます。




このズレはなぜ起こるのか?




それは足を使う癖であったり、日頃の仕事やスポーツであったり、下肢筋の弱りで楽な動き方をしたためにズレたり、、、




そこでいろいろな対処があります。




ただ、ズレたものはズレを戻すのが一番いいことは誰にでも分かるでしょう。




潤滑油(ヒアルロン酸)を膝関節に注入しても、ズレたまま動いているとたちまち痛くなります。




筋肉を鍛えるように、プールとかウォーキングを勧められます。が、そんなことをしたとしても、ズレたまま動くので痛くなる一方です。





ですので当院では、このズレた「軸を合わせる」ことに全力を尽くします。


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軸のズレが合う位置に近づいてくれば、完全に合わなくても随分楽にはなるのです。





付け焼刃の方法で膝にアプローチするのではなく、悪くなっている根本はどこか?という視点で診ていくことが必要なのです。





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by firtreeSeikotsu | 2018-05-07 00:29 | 私の視点 どう考えどう治療するか
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こんにちは。



今年は寒かったですね~。



冬季五輪もあり、自身がウインタースポーツをするので、寒くなるのはむしろウェルカムですが、やはり日々いらっしゃる患者さんの身体にはこの寒さが影響していると感じました。




さて、今回は春に起こるぎっくり腰です。




よく季節の変わり目、特に暖かくなりつつある時期に「ぎっくり腰」で当院にいらっしゃる方が、他の季節に比べて多いことに気づきます。


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なぜ春に多いのでしょうか。




よく言われているのは「春になりよく動くようになるから」というもの。




よく動くのは夏でも動いているでしょうし、スポーツの秋というくらいですから、秋でも動いているでしょう。




冬季五輪にもあるように、冬にスポーツを積極的に楽しむ方もいらっしゃいます。私もそうです。




では、なぜ春に? 冬のほうが体は硬くなるのでは?




いろんな疑問が浮かびますね。




確かに春には活動的になるものです。




ただ、その裏に体の中ではこんなことが起こっているのです。




冬には体液の循環が悪くなります。その悪い循環が、春になって体がゆるんでくると流れるようになります。




末端で循環していない血液の毒素を解毒するのは、他でもない肝臓です。




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この肝臓は、消化した栄養を血液に流す働きもしています。




ところが、冬にたまった血液の解毒に忙しく、血液に十分栄養を補充することができず、その血液に栄養されている各臓器、そして筋肉は栄養不足で活動させられるのです。



さらに、春は環境が変わる事が多く、ストレスがたまりやすい時期です。



人事の入れ替わりで飲み会、花見などのが肝臓に負担をかけるかもしれません。



このように、肝臓のオーバーヒートを背景に、ぎっくり腰が起こるのが春なのです。



ですので、毎年春にギックリ腰を起こしている方は、今年は肝を養ってみてはいかがでしょうか?




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by firtreeSeikotsu | 2018-02-28 20:55 | 私の視点 どう考えどう治療するか
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こんにちは。




神戸市北区にある徒手療法で障害に挑戦する治療院、もみの木治療院です。




以前に「めまいの分類」について書きました。





そうです。めまいは日常でよくある症状なのに、はっきりと分類(「診断」と書くと怒られるからね)するのが難しいからなんです。




分類できないと治療方針を立てられない。だから、間違った薬や間違った処置、間違った物療などが行われている。





前回、めまいの分類としては、


「回転性」
「浮動性」
「前失神」
「非特異的」


上の4つを挙げました。


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これらのうち、今回は「回転性(vertigo)」について考えてみましょう。




まず、末梢性でも中枢性でも「回転性のめまい」は起こりえます。中枢性の場合は脳血管障害などが引き起こすめまいです。即、病院へ行かないといけません。




末梢性で多いのが「良性発作性頭位性めまい症(Benign paroxysmal positional vertigo)」(以下BPPV)で、これは前庭性のめまいになります。




前庭に問題があれば眼振が起こります。




BPPVの特徴として、


〇頭位変換時にのみ症状

〇頭位変換時にのみ眼振

〇めまいや眼振の持続時間は30秒~1分以内


上のような特徴が挙げられます。もし、回転性のめまいを訴えた方がいらしたら、このような問診をしてみてください。



ただし問診の言葉だけではいけません。「回転しているような感じ」を「くるくるしている」と言う患者さんもいらっしゃるので、そこは注意が必要です。

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【検査法】


ここで、外側半規管型BPPVを例にとってご紹介します。※本来、後半規管型が最も多く発生しますが、眼振の説明がややこしいので、ここでは次に多い外側半規管(水平半規管)型をご紹介します。





BPPVは頭位変換時にのみ症状が出るので、仰臥位(あおむけ)で、左右に顔を向けます。





外側半規管型BPPVだと、半規管の有毛細胞が刺激されて、水平眼振が起こります。※床向きに眼振が出現するタイプ(向地性)とその逆のタイプ(背地性)がある。




例えば、右の外側半規管が障害されている場合、




右の内直筋
左の外直筋



に興奮性のインパルスが起こります。






すると、前庭動眼反射のアンバランスにより、両眼が左へとゆっくり動きます(眼振緩徐相)。





そして、次にその眼球を正中眼位にリセットする動きがみられます(眼振急速相)。※この場合は「右眼振」です。




観察していると、左右の眼球が右へキュッ、キュッと動くのが分かります。※「眼振の向き」とはこの急速に動く方向を指します。医学の論文の挿絵などでは、この急速方向と緩徐方向の違いを→の本数などで表しています。





このプロセスを繰り返すことで眼振が起こるのです。





他に、純粋の垂直眼振は末梢性で観察されることは極めてまれであるので、中枢性を疑います。




このBPPVでは、Gufoni法という体操があります。




BPPVだとEply法が有名ですが、耳石置換法はめまいを起こしているとかなりきつい処置となるので、見よう見まねで行わずに、耳鼻科に対診しましょう。



次は他のめまいについてお書きます。


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by firtreeSeikotsu | 2018-02-02 08:33 | 私の視点 どう考えどう治療するか
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こんにちは。




最強寒波が日本に襲来していますね。みなさんはお風邪などひかれていませんか?




本日は、ほんとうによく来院される障害の一つ、上腕骨外側上顆炎です。




これは「肘が痛い」とか、「肘の外側が痛い」のような訴えをされて来院されます。


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特定の運動や衝撃がなければ、骨折や軟骨損傷の心配がないので、簡単な整形外科テストを行えば「外側上顆炎」と分かります。





これは(バックハンド)テニス肘とも呼ばれています。テニスをされる方は「エルボーになった」という風にもおっしゃいます。




ここから一般的な説明を書きます。





これは前腕伸筋群(橈側手根伸筋、指伸筋など)の筋群が、その起始(付着部)を引っ張る。※前腕伸筋群とはだいたいですが、前腕にある親指側の筋肉です。




腱として骨にくっついている部分がひっぱられて機械的損傷により腱炎(腱の炎症)が生じて、痛みになる。




これが一般的な説明です。




ところが、実際の臨床に出ていると、テニスをしている人ではなく、普通の生活をしている人がこの障害になっているのです。




主婦やデスクワークの方たちです。もちろん肉体労働者でも罹患します。




次に、一般的な治療法です。

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前腕伸筋群が硬くなっていることがありますので、それを伸ばします。マッサージでも、ストレッチでも。




接骨院などでは電気を前腕伸筋群に当てます。少し気の利いたところでは、炎症部にコールドソニックを施したりします。




整形の先生は物療を邪魔くさがる方が多いので、抗炎症剤を注射したりします。




あとは、肘近くの前腕部にベルトを巻いたりします。




これが一般的な治療法です。





さて、これじゃぁ、なかなか治らないので、困るんです。


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教科書にはそう書いてあるんですが、それで治れば苦労はありませんよ、臨床家としては。しかも、そんな教科書的な治療で治れば、知識も経験もいらんでしょう。



その場で握りこぶしを作って、それを反らしたりしても痛みが出ないようにすることくらいは、注射や湿布などしなくてもできます。簡単です。



でも、また痛みはぶり返します。根本的な原因を治療していないからです。




その場の痛みでも、軽減するかしないかどちらがの方がいいかと言われれば、そりゃ軽減するほうがいいでしょうが、また後になって痛みが戻るなら一時的な痛みを取ることは、それほど重要ではないでしよう。




ということで、私の臨床ではどう見るのか、をお伝えします。




テニスでバックハンドをガンガン使って傷めたのであれば、先ほどのありふれた治療法も分からんでもないです。




それは、一般的な説明が損傷の機序に合っているからです。




ところが、テニス肘なのにテニスをしないで痛くなった人はまた別です。




一般的な説明の「前腕伸筋群の起始腱による機械的ストレス」が目に見えた状態でかかってないんです。


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「テニスしました?」と質問しても「していない」。




それでは「何かしましたか?」と質問しても「特に」と返ってくる。




「特に何も変わったことはしていません」と言われてしまう。重いものも持ってはいないようなのです。




そうなんです。臨床に出れば、こんなこと当たり前です。学校のお勉強とは違います。




ご本人に身に覚えがないのであれば、こちらで原因を探すしかありません。(ここからが時間がかかる。だから、病院では痛いところの炎症しか抑えられないんです。保険診療の落とし穴です)




この原因がはっきりしない「テニス肘」は治りが悪いのには理由があります。




原因を治さないで、結果ばかりに処置しているからです。




たとえば、指先を輪ゴムで縛ってください。すぐに赤くなってきますね。


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この指先の痛みに対して、湿布を貼ったり、軟膏を塗ったり、注射しても治りません。




ただ、ゴムを外せばいいのです。




誰でも分かりそうなものですが、驚くなかれ医療では「輪ゴムを外さないで、ひたすら薬を指先に塗る」ことをしているのです。




ですので、この外側上顆炎も真の原因を探りださなければいけません。




私の治療指針として参考にしているものの中に Janda Approach というものがあります。日本語の本も出版されているので、参照してみてください。


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この中に、「マッスルインバランス」という言葉が出てきています。




筋肉の不均衡です。

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Reciprocal locomotion and coactivation patterns(p41 figure 3-13)
(Assessment and Treatment of Muscle Imbalance: The Janda Approach; Phil Page, Clare C.Frank, Robert Lardner)
良い本です。マストバイ。2013年に翻訳も出版されています。



上の絵を見てください。筋肉は単体で動いているのではなく、連動して動いているのです。絵の身体に書いてあるラインにつながりがあるのです。




極端な話、脚の筋肉がおかしくても、上肢に影響するのはよく分かります。




外側上顆炎で言えば、たとえば、前腕伸筋群の反対は「前腕屈筋群」です。この屈筋群との釣り合いが取れていなければ、いくら外側上顆に注射を打ったところで、効果はしれています。




さらに、前腕だけではなく、末端に行けば手がありますし、中枢に行けば上腕、肩関節、脊柱があります。




これらの部位にマッスルインバランスが生じると、無意識で「前腕伸筋群」に力が入りっぱなしになります。




すると徐々に外側上顆が痛みというサインを発するようになるのです。




そう考えると、テニスをしていない普通の生活をしている主婦や、運動しないデスクワークの方が「テニス肘」になるのも理解できます。




テニスが本当の原因なら、テニスを休めばマシにはなります(復帰したらまた痛くなります)。




しかし、日常生活で特に悪いことはしていないのに痛くなってきた場合(マッスルインバランスによる)、日常生活をやめる訳にはいきません。




ちゃんとした治療とは、筋肉の不釣り合いを見つけ出すことです。




こういった適切な施術を行うことで、本当の意味で「治る」という状態に向かうのです。




現代の医療は「結果」に対してその場しのぎを行っている、特に整形分野ではそれがほとんどですので、病院ジプシー、整骨院ジプシー、治療院ジプシーがたくさんいらっしゃるのです。




医療費も無駄にかかってしまうので、できるだけ本質を捉える治療ができる医療機関が増えることを願ってやみません。



次はテニス肘の効果的な運動療法をご紹介します。


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by firtreeSeikotsu | 2018-01-27 14:06 | 私の視点 どう考えどう治療するか
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こんにちは。




産後ケアができる治療院のパイオニアを目指す、もみの木治療院・整骨院です。




今回はなぜセッションが産後骨盤矯正コースに取り組まれているのか、その経緯をお話します。




現在、産後のケアができる場所は増えました。こういう治療院や整骨院も多くが産後の矯正を掲げています。




地元の自治体がそういった産後ママの体操のような教室を開いているところもあります。




このように増えていることはいいことですね。施術者や知識がある人が増えている証拠です。




さて、当院は10年以上前から骨盤矯正を取り入れて参りました。もちろん、産後の方への矯正も行っていました。




骨盤は小さくなり、ズボンもはけるようになりました。




ところが、その当時、骨盤はいいのですが、他の部位、たとえば腰椎、股関節、膝関節、首、頭の位置など、産後ママに共通する形になっていることに気づきました。

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自分の仮説が本当に正しいのか、日本にある文献をかたっぱしから探しました。




が、残念ながら日本では研究は遅れていて、そのような文献は見当たらなかったのです。




次に、海外の有名な施術家の文献を当たりました。もちろん、日本語に翻訳されているものもありました。




でも、十分なエビデンスがある文献はありませんでした。




そこで、海外に目を向け、原書や英語の論文を探すことにしました。




そのような文献を探していると、やはり先に研究されている先生がいたのです。




その文献を読んでいると、なるほどやはり自分が疑問に思っていた視点は間違っていなかった。




そして、その解決法なども詳細に研究されていました。




そこで研究されていたのは、




① 産後には特有の変化がある。※構造、精神ともに

② 構造変化の大部分はコア筋肉のアンバランスを戻すことで、元の身体に戻れる。




この二つでした。

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身体全体に及ぼす影響はたくさんありますが、主にはコア筋肉がバランスを崩したまま、産後の育児をこなすことになるのです。




ひどいと、そのアンバランスが数年、十数年続くわけです。




障害にならないほうが不思議ですよね。




コア筋がアンバランスになるということは、内臓も下垂しやすくなります。



運動器の障害だけではなく、内臓疾患も考え出したら、キリがありません。




ですので、そんな障害が起きてからでは遅いので、起きる前に未然に防ぐ方法をご提供するしかない!と考えたのです。




それがセッションという形となって、現在当院で行っています。

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以下の日程でセッションがあります。

日程:2018年1月27日(土)
時間:14:00~15:30 ※多少延長することがあります
場所:もみの木治療院内
用意:動きやすい服装、ファイル(前回出席の方にはお渡し済)
予約:ご参加ご希望の方はお電話ください(078-981-1089)

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by firtreeSeikotsu | 2018-01-24 12:40 | 私の視点 どう考えどう治療するか
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こんにちは。



もみの木治療院です。




当院のような整骨院、接骨院、治療院で「頭痛」を施術対象にしているところがあります。




当院でも頭痛の患者さんはたくさんいらっしゃっています。





が、今回は「めまい」の施術に関してです。





「めまい」を施術対象に挙げている整骨院、接骨院、治療院はそれほど多くはないと思います。





それは「めまい」の治療の難しさゆえです。





肩こりから「めまい」は発生します。ただ、なぜ肩がこると「めまい」がするのかが、分かっている施術家がそれほど多くはないということです。




すると、「めまい」で整骨院に行くと、「肩が凝っているから」と言われて、とにかくマッサージをされてしまいます。





もちろん、原因はそれだけではないので、悪化して結局病院に受診をすることになります。




ですから、当院では先に病院へ受診して、薬を飲んではいるが、なかなか治らないという「めまい」を施術対象にしています。


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さて、「めまい」の施術が難しいのは、そもそも「原因」を把握できていないからです。




病院のお医者さんでさえ、「めまい患者が来たら、医者がめまいする」というくらい、医者泣かせなのです。




ですので、めまいの診断を間違えるとなかなか治りません。




回転性はvertigoといいます。


平衡障害はdisequilibriumといいます。


失神しそうなのはpresyncopeといいます。


特に問題のない浮動性はnonspecific dizzinessといいます。




それぞれに対処の方法があるのです。




もちろん、原因を特定しないで、ただメニエール病の薬を飲んだり、マッサージや矯正などをしているだけでは、めまいは思ったように改善してくれません。




まずはこれらのうち、どのカテゴリーに入るのかを鑑別する訳です。




どのような治療をするかはそれからの話です。




次回はそれぞれ、どのように見分けるのかをお話する予定です。

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by firtreeSeikotsu | 2018-01-22 15:58 | 私の視点 どう考えどう治療するか
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みなさん、こんにちは。



2018年が始まりました。今年も研究とその臨床応用を軸に当院は邁進いたします。



さて、「猫背矯正」という言葉をよく見かけるようになりました。



こんな看板がいたるところで目につきます。



もちろん猫背は見た目も良くないし、痛みやしびれも出てきやすそうな感じです。



その通りです。



The Janda Approachという理学療法の方法があります。そこには「上位交差症候群」という考え方があります。


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p52 Upper-Crossed Syndrome Figure4.2
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上の図がそれです。まさしく猫背ですね。こんな姿勢になりたいと思う人はいないでしょう。




上図の左側の上半身の絵を見てください。左上から右下への直線は筋肉の弱りを示しています。左上にあるのが頸部屈筋群の弱化です。さらに右下は菱形筋と下部僧帽筋の弱化です。




右上から左下への直線は硬くなった筋、短縮した筋を表します。右上は後頭下筋群と上部僧帽筋の硬化、左下は胸筋の硬化を表します。




それぞれを結ぶと、ちょうど×の字のように交差するので、交差症候群、そして身体の下部にも同じようなものがあることから、こちらを上位交差症候群と呼びます。




施術していくとき、硬いところや短くなったところは、手技でなんとかほぐして柔らかく、そしてストレッチして伸ばすことができます。




しかし、どんな手技をもってしても、唯一できないことがあるのです。それが、弱い(神経学的に弱いことではない)筋肉を強くすることです。




これだけは、自分で動かすしかありません。一部EMSのような電気刺激装置がありますが、それでも筋肉が動いているのです。自分の身体が自分で動いています。




ですので、上の図にあるように、筋力が低下しているところは使って動かして強くするしかないのです。整骨院・接骨院などで寝ていても強くなることはありません。





また、この短縮や硬化している筋肉だけをほぐしたところで、問題は解決しないのです。マッサージは気持ちいいですが、問題の先送りにすぎません。




長期的に健康を獲得するには、筋肉を動かすしかないのです。




さて、当院でもこのような上位交差症候群の方がいらっしゃいます。




それには、上述したThe Janda Approachなどを利用して、本当に改善へ向けて指導を行います。

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上の左側は施術前です。右側は数回の施術を行って、次に来た時の施術前の写真です。




施術前というのが大切です。




よく、施術直後の写真を載せているところが多く見受けられますが、一時的な効果は簡単に出せます。




大切なのは、その効果がどこまで維持できるのか?ということです。




ですから、上の右側の写真はあえて施術前に撮影してあるのです。




このように The Janda Approachの考え方を取り入れて施術をしています。




しかし、先ほど述べた「上位交差症候群」だけをターゲットにしていても、改善は芳しくありません。




そうです。体は上半身だけで成り立っているのではなく、下半身もあるからです。



次回は下半身のお話をします。




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by firtreeSeikotsu | 2018-01-08 22:04 | 私の視点 どう考えどう治療するか
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こんにちは。



毎日、暑い日が続きますね。夕立もほとんどないので、水不足にならないか心配です。



神戸市北区にある体の歪みを科学する治療院、もみの木治療院です。



関節の痛みが出て、手術を勧められて人工関節を入れている方が多いですね。



今回も、その人工関節の手術を受けた後、前より歩けなくなった方が困っていらっしゃいました。



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手術を受けるのは、受ける前より体が良くなるからです。




なのに、手術を受けたら余計に悪くなったのでは、たまったものではありません。




でも、手術は成功、リハビリは同じことの繰り返し、、、一向に良くなる気配なし。




これでは、不安が募っても仕方ありません。




さて、今回は



〇歩くとふらつく
〇脚が前に出にくい


他にもありますが、これが主訴でした。




歩いてもらうと、確かに体が横にぶれています。しかし、筋力テストはそれほど悪くない。




種々の検査をしたのち、座っていただいた状態で小脳の機能検査をしましたところ、、、





これは小脳の協調運動のテストです。




左右の動きがバラバラとなっています。もちろん、指鼻テストでもうまく自分の鼻を触れません。※顔が出るので指鼻テストは公開できません




完全に小脳機能低下です。※脳神経の機能低下、梗塞などはない前提の話です




そこで、小脳機能を一時的に回復させるために、意図的に小脳に情報を送ったところ、ふらつかなく歩けましたし、指鼻テストもできるようになりました。



さて、この脚が出にくい、ふらつくはどこから来ているのでしょうか?




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出典:神経解剖学講義ノート 寺島俊雄 著 (おススメ本です。神経施術を目指している方は必携です)




下半身から出た深部感覚は後脊髄小脳路を通って小脳にかなりのデータを送ります。




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出典:神経解剖学講義ノート 寺島俊雄 著 (おススメ本です。神経施術を目指している方は必携です)




たとえば、筋紡錘から送られるデータはこの図の経路を通ります。




つまり、意識にのぼらない感覚も、常に上位中枢に送られて、そこで情報処理されています。




その上位へ行く情報が欠如していたり、間違っていたりするとどうなるでしょうか。




関節にはたくさんのそういった深部感覚神経が集まっています。




人工関節の手術をした、まさにその関節にたくさん集まっているのです。




手術前までは小脳に正常に送られていた情報が、手術後に小脳に送られなくなったとしたら、、、




左右で異なる情報が上ってくるのです。小脳は混乱します。




半規管や視覚情報からだけではなく、こういった四肢末梢からの情報も十分な役割を果たしているのです。




先ほどの本は以下の書籍です。

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整骨院を営んでいると、さまざまな訴えを持った方が来られます。




もちろん、柔道整復師なので柔道整復術を学んでいます。




が、そんな狭い範囲の知識・技術でカバーできるほど、患者さんが訴える症状は限られていません。




医師が読むような書籍を熟読しておかなければ対応できないことも、患者さんは普通に相談されます。




しかも、病院に行って医師に相談したにも関わらず、良くならないといって相談に来られます。




ですので、時には医師以上にちゃんと患者さんを診てあげることが必要なこともあります。




そのとき、たかが柔道整復師や鍼灸師などの国家資格レベルの知識では、目の前にいる苦しんでいる患者さんを救うことはできません。




治療家の仕事は非常に幅広いです。ゆえに一生勉強です。




さぁ、目の前にいる患者さんが治らない、なぜそんな症状なのか?と悩んでいる治療家のみなさんも、上記の書籍を買って書棚に置いておきましょう。



そしてことあるごとに参照してみてください。




新しい世界がその向こうに広がっているかもしれません。

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by firtreeSeikotsu | 2017-08-06 18:35 | 私の視点 どう考えどう治療するか
こんにちは。




最近、かなり忙しくしていまして、ブログ更新がご無沙汰でした。




神戸市北区にある、体の歪みを科学する治療院、もみの木治療院です。





当院は民間の医療なので、レントゲンやMRIのような検査機器はございません。





ですので、いろんな検査を駆使して患者さんの状態を把握します。





その中でも当院が特に重要視しているのが、神経診察です。





神経学の中の一つに、「機能神経学」という分野があります。




日本では国家資格である鍼灸や柔整にもまだまだ取り入れられていない分野ですが、海外では徒手医学に取り入れられています。




Functional Neurologyと言います。


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上はランディ先生の著書です。素晴らしい内容ですので、施術家なら一読したいところです。この書物は医者が書いたものではなく、徒手の治療家が書いたものだということに大きな意味があるのです。




医者は医者の視点から書物を書きます。ですので、やはり民間医療のものができないような検査機器や投薬についてでてくるので、私たちが読めば実践はそこまでになります。




しかし、この書物はカイロプラクターが書いたものなので、徒手療法家ならどうするのかという視点で書かれています。徒手療法業界のレベルアップのために、今後、このような書物が日本語に翻訳されることを願ってやみません。




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この書物の中でこのような記載があります。


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ここには興味深いことが書かれているのです。






たとえば、腰痛や、腰か臀部から脚にかけて症状がある方が病院や接骨院などに行くと必ず検査をされると思います。





前屈や後屈などの動きの検査。


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SLR(仰向けで脚をまっすぐに持ち上げる)などの徒手検査。

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足首を挙げたり下げたりする筋力検査。




スネや足の甲・裏あたりを軽く触れたり、鋭利なものでチクチクしたりする触覚検査。

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いろんな検査がありますね。




しかし、たとえこれらの検査をしても、分からないことがあります。




というのは、触覚一つとっても、神経線維の違いにより、感じ方が変わるからです。太いのから細いのまで、神経線維はそれぞれ特徴があるからですね。




さらに、触圧覚でも、the myelinated fiber(有髄)もあれば、the unmyelinated fiber(無髄)もあります。

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上の絵は神経伝導の時間で、どちらが速いかという説明の図です。





これは国家試験の生理学でもよく出てくる基本事項です。





この速い遅いの線維で、圧迫を受けた時、影響を受けやすい、受けにくいがあるのです。





伝導が速い、太い線維のほうが圧迫の影響を受けやすいのです。




ですから、痛覚、触感覚(the unmyelinated C fiber)は障害を受けていないが、振動覚(the myelinated A fiber, especially Pacinian corpuscles)は損傷を受けていることがあります。





触られたら分かるけど、振動が鈍いということになるのです。痛覚検査と触った感じだけの検査をして、大丈夫と誤診されやすいのです。





このように、感覚は感覚でも触った感じだけを見て、大丈夫ですねと言われて、痛み止めだけ飲んだり、歪んでいると言われて骨盤矯正、筋肉が硬いからですよと指圧などを受けていると次第に痛みが悪化するようなことになりかねないのです。





神経線維でもどこまでがやられているのか、、、。





そして次に、どの場所がやられているのか、振動覚の低下が始まる境界線を探すことになるのです。





このような診方をして、施術計画を立てていきます。





当院では神経を重要視して、初診では時間を取って状態把握を行います。骨盤が歪んでいるだとか、筋肉が弱い硬いとか、そんな見方だけで決めることはありません。




ですので、初診で問診、検査だけで1時間かかることもよくありまして、予約の関係上、初日は治療ができないということもよくあります。ですので、焦らないでじっくり腰を落ち着けて治療するという気持ちでいらしてください。




もし、治りが悪い方がいらしたら、一度ご相談ください。





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by firtreeSeikotsu | 2017-07-23 17:40 | 私の視点 どう考えどう治療するか